Oval2 取り付けレポ
所感
ひととおりの作業を説明をしながら見せて貰いましたが、とても丁寧でまじめな仕事をしてくださる印象でした。
何より、取り付けもさることながら、調整作業にじっくり時間をかける姿勢は好感度120%です。
作業に取り組む真剣さにはギターを託した私も頭の下がる思いですし、後味のとてもすっきりさわやかな方でした。
で、あえて難を挙げると以下のとおりです。
マグネティックピックアップの固定がアマい
ギターをスタンドに置いただけでピックアップがズレちゃいます。
ギター本体の保護のため、力を入れて締めてしまうとネジが逆にゆるんでしまう構造になっているようです。
ある程度時間に余裕のあるレコーディングならまだしも、ライブのためのマグネティックピックアップなのに、ギターを置く度にズレちゃうようでは使い物になりませんね。
このパッケージの構造的かつ致命的な欠陥だと思います。
サウンドは良いのに、とても残念です。
ちなみにマグネティックピックアップ、今は外しちゃってます。(苦笑)
取付をしてもらったスタッフの人に文句を言ったら、手直ししてくれました!
スプリングを適当な長さに切って入れてもらったのですが、 劇的に外れ難くなっています。
三木楽器では現在この部分の改良を検討しておられるそうです。
接地用プレートの端が引っかかるぅ   (-.-;)
接地用プレートの切れ込みが丁度ピンホール裏にきてるのですが、弦を交換するときに、プレートの切れ込みの端っこが邪魔で、リングが入りにくいことがあります。
こんなときはサウンドホールから手を突っ込んでブリッジピンで穴の裏からプレートの端をホール内に密着するように押し込んでやるのですが、全ての弦を外してやらないと手が突っ込めないので結構面倒です。
実害は無いのですが、私、弦は1本ずつ交換したいんです!
だって、弦を全部外すと、ネックやトップにかかる力が急激に変化しちゃうでしょ?
私の D-28 は材も塗装も薄くてデリケートって事もありますが、メンテの時ならまだしも、私にとって弦を張り替えるのは日常の行為で、わりとすぐにチューニングが安定しないとヤなのです。
サウンドチェックのモニタはホントにアレでいいのか?
できあがったサウンドが気に入っているので、少なくとも私のギターには実害は無いのですが、アンプでつないだだけでサウンドチェックがちゃんと出来るのか疑問です。
私、調整している横でアンプの出音を聞かせて貰いましたが、ギターのサウンドホールからのナマ音とアンプからの音が混ざって、ピックアップで拾った音が果たしてどうなってるのか、聴き取るのに苦労しました。
ヘッドホンを併用すれば作業が確実で速いと思うのは私だけか...?
ある意味余計なお世話かもしれませんね。
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