らくだの Martin HD-28 Custom15


D-28の画像 らくだのマーティンです。
このサイトをご覧の方は、マーティンは勿論ご存じですね。私も憧れておりました。

私の持ってる HD-28 Custom15 は 1995年製で、その名のとおりマーティンカスタムショップのものです。
スペックは戦前の D-28 をコピーしています。(さすがにハカランダは使ってないですが...)
2002年モデルのビンテージ・シリーズ HD-28V とカタログ上は同じスペックみたいですが、実物を比べると若干違うようです。持ったときに私の Custom の方が軽いのですが、トップ材の厚みが明らかに違いましたので。(細かい点がどう違うのかよく分かりません)

決してパワフルな部類のギターではないと思うのですが、激しいピッキングにも破綻することなく応えてくれます。デリケートなフィンガーピッキングからストロークまで、これ1本あれば何でもできちゃう勢いですね。


D-28の画像 D-28の画像

ボディ・トリム・ブレーシング

HD-28 ですから、トップはスプルース、サイドはローズウッド、バックはローズウッド2ピースで、勿論すべてソリッド(単板)です。
型名の最初の H は、ヘリンボーンってことです。トップのトリムがニシンの骨みたいな(?)形に木組みしてあるってことですね。このヘリンボーンにあこがれる人も多いと聞きます。
ブレイシングは、スキャロップド・ブレイシング(細く削ってるやつ)で、フォワード・シフテッド・X・ブレーシング(Xブレイシングがサウンドホール寄りの位置でクロスするやつ)です。
そんなわけで、弦は細めの弦しか張れません。

ネック

マホガニーのVシェイプ・ネックです。
私は実はカマボコ形の方が好きなのですが「弾きやすい」と言う人もいるようなので、好き好きってことでしょう。
指板はエボニーで、ダイアモンド&スクエア・インレイってのが入っています。ヒトと同じじゃないけど派手すぎないってのが好きです。

ブリッジ・サドル

ベリーブリッジ(下の方が膨らんでるカタチのブリッジ)です。
ロングサドルで接着されているので、ブリッジインサート・タイプのトランスデューサーの取付が出来ませんでした。

ペグ

グローバーオープンバック・ペグでオールドスタイルになってます。
ギアが丸見えで最初は不安でしたが、7年間使い倒して特に問題は出ておりません。


ピックアップ

後付けで、OVAL2をインストールしています。
とてもナチュラルなサウンドが特長です。
詳しくは、らくだのピックアップ取付レポをどうぞ。


弦は基本的に Everly Acoustic Rockers #7311 なのですが、D'Addario EJ15 をそんときにあわせて張り替えます。

ちなみに 「タローズ」 のリーダーはマーティンの40番台を所有しているのですが、同じローズウッドでこうも違うかと思えるほどキャラクターに差があります。