らくだの K.ヤイリ CE-3F


CE-3Fの画像 らくだのエレガットです。

1992年製。ショップの人は1982年製って言ってましたし、ラベルもサインと重なってて1982って見える。けど、1982年にCEって作ってなかったと思いますので、1992年で正解でしょう、多分。

ヤイリのCEって生でもいいって評判ですけど、でかい音は出ません。ボディの大きさ厚みの割りにはよく鳴るというのが正しいです。
河野や桜井とかを知ってるからそう思うのかも知れませんし、このギターに使っている材が普通のCEとは違うのでそう思うのかも知れませんけどね。

コストパフォーマンスは非常に高いと思います。新品で10万ちょっとだと思うんですが、アストリアスやVG、スペインのスチューデントモデルと比べても引けをとらないクオリティとサウンド。

ただし、専ら生を楽しみたい!って向きの人は他のんを選んだ方がいいと思います。

HF-2の画像

HF-2の画像

HF-2の画像

ピックアップ

6弦独立型インブリッジピエゾ。白いコマが6つ顔を出しています。
どうなってるのかは開けて見た事が無いのでよく分かりませんが、多分圧電素子が6つ仕込んであるんでしょう。ブリッジ裏から出ている配線は細っそい線が1本だけです。

回路・コントロール

音量と低音高音の音質調整ができます。わかりやすくていいですね。
電池要るのでアクティブです。芯のはっきりした音を出力してくれます。


ボディ

これ一体何で出来てるんでしょうねェ?
型名に付いてるFってのは多分この材のフレイム模様から来てるんじゃないかと推測する訳ですが、メイプルかな?楓に似た材のシカモアって線も無くはないけど、ヤイリってシカモア材のストックって持ってましたっけ?まぁ何でもいいです。
サイドとバックもトップと同じ材のようです。
じっくりと観察してみましたが、双方単板を使用しているようですね。

ピンクに着色されていますが、塗装は間違いなくポリでしょう。ポリ上等、塗装に拘りはありません。
バインディングは、恐らく変色して黄色っぽくなっているみたいですが、樹脂だと思います。

指板もブリッジもエボニーです。エボニー大好きです。

マホガニーのネックは12弦幅で、大変握りやすく弾きやすいです。12弦のネック幅を持つCE-3は受注生産らしく、タマ数の少ないCEの中でも稀少と思われます。CE-1見つけても、慣れない人はCE-3かフォーク幅のCE-2を探すかオーダーしてね。つまんないところに拘るより、弾きやすいのんがいいと思いますよ。
弦は D'Addario Pro-Arte Normal を使用しています。