らくだの BOSS GT-6 Guitar Effects Processor です。 良くできたマルチだと、らくだは思います。 最初はツマミやスイッチがやたら多くてびびってましたが、触っては初期化するってのを繰り返しているうちにだんだん分かってきました。 さわればさわるほど楽しいです。というか、特に歪み系はさわんないとダメっぽいです。プリセットだとありきたりというか、無難というか、何とも使えそうで使えない感じですが、根気よく作っていけばそこそこ何とかなります。 揺らし系は、単体エフェクターに比べてパラメータが限られるため、ちょっと物足りない感じです。ま、極端な事を狙わない限り全然大丈夫なので、普通に使えるとは思いますが。 一方ディレイやリバーブといった空間系デジタルエフェクトはとっても良い印象です。 他のエフェクトと同様、パラメータに制約は受けますが十分です。同社コンパクトのディレイ等と同様に音が良いので、ごっつ使えるなという印象です。 アンプシミュレータ的な使い方も十分なクオリティで出来ますので、これを使えばラインのみで録音したりとかもいけると思います。 時と場合によりますが、dynacomp とこれ1台だけスタジオに持ってけばいけちゃいます。予め内部パラメータのセッティングをある程度追い込んでおけば、現場で配線やラインノイズ等にあまり気を遣わなくて良く、楽で良いですね。 ただし、重くて大きいのと、操作を理解して覚えるまで面倒なのがウィークポイントです。というか、少なくともらくだにはマニュアル読んで理解する最初の過程がつらかったです。 操作が直感的に分かりにくいとダメって向きの人にはこのマルチはあまりお勧めできません。マニュアル読まないと多分ムリですから。というわけで、そーゆー人はコンパクトを並べて下さい。 |