ピックアップってなに?


ピックアップって何なのかってのをゴク簡単に説明します。
知ってる人はすっ飛ばしちゃってくださいね。

音を拾うものです
一言で言うとそういうものです。
ライブやレコーディングのときには、何らかの手段を用いてギターの音をミキサーやレコーダーに入れてあげる必要があります。
テレビで歌手が持ってるようなマイクを使っても勿論OKですが、後述する2点の理由などにより、ピックアップと呼ばれる、マイクの代わりに音を拾う仕掛けをギターに取り付けることが普及してきています。

ピックアップ自体はギター本体に貼り付けたり内部に組み込んだりするちっちゃな装置です。
ギターの振動や弦の振動音をそのまま拾って電気信号に変えて、ケーブル(構造によってシールドとも呼ばれる)に伝えるもので、この信号はアンプやミキサーに接続されて増幅され、大きな音を出したり録音機材に入れられたりします。
ピックアップといってもいろいろ種類があるので、これについては次章で説明することとします。
なお、マイクにはピックアップに代え難い良さがありますから、ピックアップが無ければダメってことは決してありません。


ライブで使うと音が前に出てきます。

アコースティック・ギターってのはマイクで拾うとハウリングしやすいのです。
ミキサー等エンジニアの方が経験豊かで腕が良いとハウリングを抑えてギターの音を前に出してくれるのですが、なかなかそうはいきません。
大きいハコ(ライブハウスのでっかいのとか、コンサートホールなど)の場合や、自分が参加しているバンド自体の音が大きいときはなおさらです。
こんなときは、ハウリングしにくいピックアップをギターに取り付けておけば、格段にステージワークが楽になることでしょう。
それに、マイクの位置に縛られませんので、ステージを動き回ることもできます。


自宅レコーディングでもまわりの雑音に邪魔されません。

マイクを使って録音すると、何かと気になるまわりの生活音。
家の前を電車や車が通るたびに録音を中断するのはホントに嫌になります。
質のいいスタジオを借りるお金がある人や防音室をお持ちの方はいいのですが、なかなかそうはいきませんよね。
ピックアップだと、まわりの音は拾いませんので(正確には拾いにくいので)快適です。
ピックアップが取り付けられた状態で販売されているエレクトリック・アコースティック・ギター(いわゆるエレアコ)ってのもありますが、ここのページでは、エレアコじゃないギターをエレアコにする後付けピックアップを中心にお話を進めていきます。

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