ピックアップの分類2


お店に行く前にピックアップについて少しだけ詳しくなっておきましょう。
このページではピックアップ製品のプリアンプの有無による分類をしてみます。
表<ピックアップの分類2>
ピックアップアクティブ・タイプ
パッシブ・タイプ

アクティブ・タイプ
ピックアップから拾った信号を、プリアンプやバッファーなどと呼ばれる装置を介して信号を増幅した上で出力するものです。
ピエゾ・ピックアップなど微弱な信号しか出力できないタイプは、何メートルもケーブルを引き回すと外来ノイズを拾ってしまいます。また、ゲイン不足によってダイナミックレンジが狭められたり、音に不自然なピークが現れたりすることがあります。そこでピックアップ・メーカーは、ピックアップとセットまたはオプションでギター内部に設置できるプリアンプを用意するようになりました。ちなみに現在市販されているエレクトリック・アコースティック・ギター(エレアコ)のほとんどは、プリアンプが内蔵されているアクティブ・タイプのもののようです。
パッシブ・タイプに比べ装置と電池の重さが加わります。
アクティブタイプに使われる内蔵プリアンプは、ギター内部に固定するボックス状のもの、エンドピンジャックに内蔵されるもの、ギター側板に穴あけ加工して取り付けるものがあります。
バッテリー画像
バッテリーを内部に固定します

パッシブ・タイプ

ピックアップから拾った振動(音)を、そのまま出力するするものです。
シンプルで軽量、そして安価ですが、出力の小さいピックアップの場合やシールド(ケーブル)が長いときは、外付けのプリアンプを介さないと、ノイズやダイナミックレンジの問題が発生する場合があります。

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